競技的なゲームプレイ ~何かを最大化する~
この記事は
の10日目です
はじめに
ゲームをプレイするときに何に楽しみを見出しているかは人によってバラバラです。ストーリー、グラフィック、音楽、キャラクター、アクション、競争、ゲーム性、難しさ、なんとかかんとか・・・
どれもゲームの魅力の一つですが、僕はゲーム性や競争要素・難しさに焦点を置いています。したがって、よく何らかの指標(勝率・ハイスコア・クリア時間...etc)を最大化(最小化)するような遊び方をします。
こういった遊び方は、難しさやゲーム性を楽しむ遊び方で、パズルのようなステージやらをクリアする形式に比べて、ゲーム制作者の想定を超えうることや、無限にやりこめる点、競争の楽しさが特徴だと思います(一方で、虚無要素が生えがちというかなしみもありますが・・・)
この記事では各指標の性質を見た後に、僕がやってる(やってた)ゲームを少し紹介します(別に性質がいいわけではありませんが)
最大化(最小化)しがちな指標
- スコアアタック
これはハイスコアに限らず最もうまくいった場合だけを元に決まる指標に言えることですが、運要素ととても相性が悪いのがとてもかなしいです。
運要素があると突き詰めると最良の乱数を引くまでの試行回数ゲーになりがちで、また運要素がない場合でもプレイが歪んだり、長時間プレイを要求されたり(長く耐えるとスコアが上がる仕様多くないか?)かなしい要素を背負ってることが多々あります。
- 平均スコア
実用的にはハイスコアの運要素との相性の悪さなどが解消されている気もします(突き詰めると変わらないので、たまに悲しくなる)
単調性がない(プレイして指標の値が下がることがある)のもかなしい 平均スコアを守るためにゲームをやめることがありそうですね(しかし単調性をつけるのは奇妙)
プレイ時間が一定になるゲームというのはそうはないので、ほとんどのゲームでできる上に思わぬところで困難があったりする楽しさがありそうです(エアプ)
僕は反射神経要素やゲームの解析をやる必要が出るなどの虚無要素が好みではないので、あまりやったことがありませんが、RTA専用のサイトがあるなど最大化する指標のなかでも一大ジャンルといえそうです。 speedrun.com
- 勝率・クリア率
前者は対戦ゲーム全般でよく見られ、後者はローグライクなどの安定したクリアの難しいゲームで見られる指標です。
普通のゲームプレイの延長上で楽しめがちなのも嬉しいですが、単調性がなかったり、1戦1勝が1000戦999勝より高い値になったり欠陥が見られますね また、勝率に関しては50%以上を目標にするだけならいいですが、それ以上を求めるなら人間の癖を見抜いたほうが高くなるなど虚無要素が待っていそうです。
- 最大連続クリア回数・連勝数
単調性が生えて、1000戦999勝が評価されるようになりました。ただ、超高勝率の世界しか測れないのと、大量のプレイを要求される点がかなしみですね まあでも、短時間プレイで高精度の指標というのは存在する気がしないため、仕方ないか
- レーティング
謎の式から生えてくる値を最大化します。たいてい良い性質を持っていてうれしい。計算方法がプレイヤーにとってブラックボックスになりがちだったり複雑だったりはかなしい。実はいい性質もってないこともある。いっぱい良い性質を持ったレーティングを発明してほしいところです。
- 大会
気持ち的にはこれはモチベーションで、本質的な勝率を最大化する動機になります。特に欠点がない気もするが、強いて言うなら時間的成約が強くなりがち。また運要素があるとその振れ幅で結果が左右されがち
こうやって見ると、どの指標も一長一短という気がしてきました。本当は完備情報であることと最適な行動が求まることの関係とか、プレイ人数の変化による指標の性質の変化とか自分が最近興味を持ってる書きたいことはありますが、時間がないので今日はこの辺にしておいて自分が実際にやったことがあるゲームを指標の最大化の話を少し交えて紹介します。
実際にプレイしている(していた)ゲーム
アナログのTCGの1つで、最近はMTG Arenaというオンラインゲームも出ました。僕は少し古くからあるMagic Onlineという別のオンラインゲームでやっています。僕が一番やっているゲームで、他TCGとは違いリミテッド戦(いわゆる闘技場や2-pickのようなもの)に力を入れているのが魅力ですね。大会を目標にプレイしていましたが、金がいっぱいかかるため・・・レーティングは存在しますが、大したモチベーションにはなってない気がする。
- ハースストーン
DCG(デジタルのカードゲーム)の1つで、無料で大分遊べるのが魅力ですね。
ただ、マジックや遊戯王などのアナログ発のカードゲームと違い、不完備情報ゲーム要素がそこそこあり、突き詰めたときに必要な記憶要素(ゲーム外からカードを持ってくる効果が多いので、ある意味ではすべてのカードを覚える必要がある)虚無要素が増えている印象もあり・・・
ランク戦(レーティング)は時間がかかることを除けばまあ真っ当で勝率50%あればとりあえずある程度の水準に行けるのはよい、闘技場(直近30戦の平均スコア)は理論値とは離れていて、突き詰めた際の虚無要素はあまりなさそう(そしてこれも時間がかかる)
- getting over it
RTAをしていました(それ以外ない気がする)運要素らしい運要素はなく(アクション要素が運要素みたいなもんですが)慣れるとかなり早くなるので、意外とRTAに向いている?このゲームでしかRTAをしたことがないので、RTAするときのおすすめゲームを聞かれたらこれをおすすめします(は?)
- パンプキン2
ドミニオン系のカードゲーム 無料で対戦相手と平等に戦えて毎ゲーム新鮮なのも魅力的。指標としてはレーティングがあり
去年ブログ記事を書いたぐらい好きだった。人がいないのであまりやってませんが・・・(これで人がいなくなるので負の連鎖だね)
- slay the spire
一人用ゲームでは最近で一番やってる。300時間以上やった。ローグライクなドミニオン系の一人用カードゲームである程度難しさがあるので連続クリア回数最大化が楽しめる。不完備情報だったりかなしい点もあるが、まあ目をつむれるくらいにはおすすめ
わかるなあ(わかるので)レーティング最大化をする atcoderというサイトがおすすめなんですが、状況によっては自分の回答を提出せずに寝たほうがましという状況もあり、かなしい(撤退しまくってる人間が言うのもなんですが、撤退不可にしてほしい)
まあでもプログラマにおすすめするゲームといえばこれになる気がする(?)
みなさんスコア最大化をしていますね スコア最大化をやるなら現状一番性質のいいジャンルな気もします 運要素に悩まされることもなく、虚無要素もなく・・・僕は判定がシビアに感じるのであまりやりませんが(リズム感と反射神経0マン)
- civ5
対CPUでスコアはかなり虚無っぽくて、勝率をやろうとしたが、3人以上の対戦は最善を尽くしても協働されると負けるので虚無要素が強く、1vs1でやろうかという感じになっているところだが、やってない ただなんだかんだ面白くて100時間くらいはやった気がする。
まだまだいっぱいある気もしますが、思い出せないのでこの辺にしておきます。後半失速して申し訳ないね。こうしてみると性質の悪い指標が多すぎて、競プロerが音ゲーばかりするのも合理的な気がしてきました。ありがとうございました。